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コーディネート

30代40代大人の女性のための体型カバーコーディネート術

Saori

Saori

一般財団法人 日本能力開発推進協会「メンタル心理カウンセラー」 日本インストラクター技術協会「服飾インストラクター」 心理カウンセラーとしてカウンセリングを行う傍ら、更なる学びを求めて大学に通う。全ての女性がハッピーになれるような、ファッションからビューティーまで幅広く情報をご提案致します。

お腹のぽっこり、脚が太い、お尻が大きいなど、悩ましい体型の問題。

ショッピングやコーディネートをする際に、こうした問題を考えながら、体型を隠せるような服を選ぶ方も多いでしょう。

仕事や家庭が忙しくて、じっくり体型カバーに向き合えない、という方もいるかもしれません。

そんな30代、40代のために、体型カバーのコーディネート術を集めてご紹介します。

年齢による体型の変化も含め、おしゃれかつ効果的な方法でしっかりカバーしましょう。目指すは「今の自分が素敵に見える」、そんな体型カバーです!

パーツ別にみる体型の悩み「上半身」

・お腹のぽっこり

多くの大人女性が悩んでいるのが、ぽっこりとしたお腹まわりの肉づき。太っているか痩せているかに関係なく、お腹には肉がつきやすく、さらに運動をしても落としづらいものです。その原因としては、加齢による筋力の低下、便秘、骨盤のゆがみなどが考えられます。

・二の腕のたるみ

二の腕は体重が増えると脂肪がつきやすいパーツです。二の腕だけが太い人、背中や肩も含めて気になる人、筋肉が発達していて太く見える人など、タイプはさまざま。年を重ねて筋力が低下すると二の腕のたるみが目立って、振袖のようにプルプルとした状態になってしまうことも。

・デコルテのそげ落ち

加齢とともにバストを支える筋肉が衰えると、胸の上部にあたるデコルテの部分がそげ落ちてきます。また、だんだんと皮膚のハリも失われるため、鎖骨や肋骨が目立つようになることもあります。30代後半から40代にかけては、このデコルテのそげ落ちが現れやすい時期だといわれています。

パーツ別にみる体型の悩み「下半身」

・お尻の大きさ

脂肪が蓄積されやすいお尻は、下半身のなかでも、大きさや形に悩む方が多いパーツです。人によって大きくなる原因は異なりますが、骨盤のゆがみや血流の悪さなどが関連し、ダイエットをしても効果が得られにくいといわれています。隠そうとしてサイズの大きな服を着ると、全体が太く見えてしまうこともありますよね。

・脚の太さ

むっちりした太もも、筋肉質なふくらはぎ、むくみやすい足首など、お悩みの多い脚。脚全体の太さやメリハリのなさをコンプレックスに挙げる女性も少なくありません。原因はさまざまですが、主に脂肪、筋肉、むくみによるものといわれています。

体型の悩みは季節によっても変わってくる?

気温が上昇する夏場は、涼しさと引き換えに二の腕をあらわにする機会が増えます。ムシムシする日に汗で服が体に張りつくと、体のラインをはっきりと拾ってしまうことも…。寒い時期は自然と重ね着が増えて、気になるパーツを隠しやすいですが、着ぶくれして見えることが問題です。また、暖かくなって春を迎える頃には、冬の間にゆるんだ体型が気になって…。このように、大人が抱える体型の悩みは、季節によっても内容が異なるようです。

体型カバーで意識したいポイント

さて、ここから本題の体型カバーに入ります。体型に自信がないと、とにかく覆って隠そうとしがちです。しかし、そうすることでボリュームが出ると、全体が太って見えやすく、思ったほどカバーの効果を得られないこともあります。効果的に体型カバーをするには、意識すべきポイントを押さえることが大切です。コーディネート術を取り入れるときに、これらのポイントをチェックすると、自分に合うアイテムを見つけやすくなるでしょう。

①シルエットを意識

出典:Re:EDIT

体型カバーで意識したい重要なポイントは、カバーに適したシルエットの服を選ぶということです。全体をすっきり見せたい場合は、アルファベットの「I」のように、縦長のラインに仕上げるのがおすすめです。ヒップや脚をカバーするには、下に向かって広がるAラインのシルエットに仕上げるとよいでしょう。また、ウエストの細見せには、アルファベットの「X」のように、肩と下半身に対して、お腹まわりが細いシルエットが効果的です。気になる部分だけを隠したいときは、この後ご紹介するコーディネート術を参考にしてくださいね。

②色を意識

出典:Pierrot

色の濃いアイテムを使うと、気になるパーツを他より細く見せることができます。お尻の大きさや脚の太さが気になる場合は、ダークカラーのスカートやパンツを選ぶとよいでしょう。それだとボトムスが定番色ばかりになるという方は、ダークレッドやダークグリーンなど、色味のあるダークカラーをおすすめします。ただし、全体を濃い色でまとめると、色の対比による着やせ効果を得られないため、メリハリを意識して組み合わせてくださいね。

③素材を意識

出典:fifth

二の腕、お腹まわり、ヒップ、太ももなどは、肉づきが気になりやすいパーツですよね。アイテムを選ぶ際に、生地が薄かったり伸縮性があったりすると、体のラインを拾ってしまいます。基本的には、ある程度厚みのある生地を選ぶか、張りのある生地を選ぶようにするとよいでしょう。加えて、ボディラインに合う下着をつけて、段差を目立たせないことも大切です。

「ぽっこりお腹」をカバーするコーディネート術

タックイン

出典:OandI

洋服の裾は活用しなければもったいないくらい、体型のカバーに役立ちます。ぽっこりとしたお腹をカバーするには、タックインのテクニックを試してみてください。まずはトップスの裾をボトムスに入れ込み、次は適度に引き出してふんわりと仕上げます。フロントの一部だけ入れ込んで、バックに繋げるように逆Vの字に整えれば、視覚効果でさらなるカバーを期待できるでしょう。

トップスの裾出し

出典:Pierrot

おしゃれ見せのテクニックとしても人気が高い、重ね着の裾出し。着丈の違うトップスを重ねて、下に着たトップスの裾でお腹を隠すという、とても簡単なテクニックです。このスタイルを作りやすいインナートップスは、裾が丸くカットされた、ラウンドヘムというタイプ。サイドには自然なスリットが入るため、気になるお腹だけを隠して、バランスのいいコーディネートを楽しめます。

ウエストマーク

出典:Pierrot

ウエストにリボンやベルトがついた服は、中央が締まったXラインを叶える優れものです。アイテムのバリエーションには、シャツ、ベスト、ワンピース、スカート、コートなどがあります。リボンやベルトに共布を使ったアイテムなら、着やせを狙っていると感じさせず、自然な印象に仕上がるでしょう。

裾のフレア

出典:SAISON DE PAPILLON

ウエストのまわりにフレアをあしらったトップスも、お腹を隠したい方にぴったりのアイテムです。フレアがあるおかげで華やかに見えるので、フェミニンに仕上げたい時にも最適ですよ。ディテールが顔から離れているため、甘くなり過ぎないところも勝手がよく、大人の女性が取り入れやすいデザインです。

「二の腕」をカバーするコーディネート術

ボリュームスリーブ

出典:DoCLASSE

長くトレンドが続いているボリュームスリーブは、ふくらみで二の腕をきれいに隠せるデザイン。なかでも特に効果的なのが、肩の下からボリュームを持たせたデザインです。このデザインだと肩の部分は体に沿うので、気になる二の腕だけをカバーして、肩ががっちりして見えるのを防いでくれるからです。夏場の暑さが気になる方は、デザインの部分だけがレース地になっているアイテムもあるので、シーンによって使い分けてもいいですね。

五分袖

出典:DoCLASSE

肘のあたりまで袖が続く五分袖は、上品でこなれた印象を与えつつ、二の腕を丸ごと隠せるデザイン。五分袖のトップスは大人世代に人気があり、デザインや生地のバリエーションが豊富です。通勤や行事に使えるのは、光沢のある上質なコットンのカットソー。少し張りのある素材なら、二の腕の肉感も拾いにくいでしょう。一枚でもジャケットを羽織ってもサマになります。

フレンチスリーブ

出典:Pierrot

二の腕のカバーと涼しさを叶えてくれるのが、袖を斜めにカットしたフレンチスリーブです。肉づきの目立つ肩から、たるみやすい二の腕の下部を隠すことができます。袖丈が長めのフレンチスリーブだと、隠せる部分が広くて安心感がありますね。ただし、袖口が狭いフレンチスリーブだと、かえって二の腕の太さが強調されてしまうため、アイテムを選ぶときには注意が必要です。

「デコルテ」をカバーするコーディネート術

ギャザー

出典:SAISON DE PAPILLON

寂しくなったデコルテをふっくら見せてくれるのが、胸元にギャザーの入ったトップスです。ギャザーが多すぎると太って見えるので、さり気ないデザインを選ぶのがおすすめです。このタイプのトップスは体のラインを拾いにくいため、バストの大きさに悩む方にも有効です。

バンドカラー

出典:Pierrot

このところ人気が続いているバンドカラーは、デコルテのカバーにも効くと評判のデザインです。ハイネック以上クルーネック未満の開き加減で、自然にデコルテをカバーできるのが魅力です。細い帯状の襟があしらわれていることで、きちんと見せつつ気楽に装えますよ。トレンドのデザインということもあって、裾に前後差のあるタイプやボリューム袖のタイプなど、アイテムの種類も豊富です。

キーネック

出典:OandI

「隠す」と「見せる」のバランスがいいのは、キーネックのデザインです。ベースになるのは、開きが控えめなクルーネックやボートネックで、そこにV字の切り込みが入っています。切り込みが入ることで開放感が生まれ、骨ぼねしさを隠しながら、顔まわりをスッキリ見せてくれます。

「ヒップ」をカバーするコーディネート術

チュニック

出典:fifth

すっぽり被ってお尻をカバーできるのが、着丈が長めのチュニックです。ただし、選ぶアイテムや合わせ方によっては、体型をごまかしているように見えたり、逆に太く見えたりしてしまうため、注意する必要があります。おすすめは、ワンピース×チュニック丈のベストや、ティアードチュニックブラウス×パンツのコーディネートです。デザインのおしゃれさを楽しみながら、その延長で気になるお尻を隠してしまいましょう。

ポケット

出典:Pierrot

デニムパンツのようにフィットするボトムスを選ぶとき、後ろがフラットなタイプだと、お尻の大きさやラインが目立って危険です。大きめのポケットがついたデザインなら、相対的にお尻を小さく見せてくれますよ。ポケットの配置は、お尻の一番高い位置より少し上あたりがベストで、ヒップアップの効果を期待することができます。

裾の前後差

出典:Pierrot

トレンドのデザインでお尻の大きさを隠すなら、前が短く後ろが長いデザインの服もおすすめです。裾の丈に前後差があることで、全体をダボっと覆わずに、隠したい部分だけを隠せるのですね。裾に前後差のあるデザインには、サイドに切り込みが入ったものや、前後がなだらかに繋がったものなど、いくつかのバリエーションがあります。気に入ったデザインを選んで、おしゃれにお尻をカバーしたいですね。

「脚」をカバーするコーディネート術

センタープレス

出典:Pierrot

脚のカバーに強力な効果を発揮するのが、脚の中央にプレスの入ったボトムスです。このプレスによって縦のラインが強調されると、脚全体が細く、そしてスラッと長く見えます。プレスの効果でシルエットが立体的になるので、太ももの肉感やふくらはぎの形も拾いにくくなりますよ。

プリーツ

出典:DoCLASSE

大人の女性におなじみのプリーツスカートも、センタープレスと同様の効果で、脚全体をきれいにカバーすることができます。動きに合わせて上品に揺れるという点は、プリーツスカートならではの魅力ですね。生地に折り目がつくことで強度が高まり、体のラインを拾いにくくなるというメリットも。下半身が太めでがっちりしていても、プリーツスカートならフェミニンに装えます。

ダークカラー

出典:DoCLASSE

引き締め効果の高いダークカラーのボトムスは、下半身を隠せる代表的なアイテムです。ただし、それを叶えるには条件があって、トップスはボトムスより明るい色にする必要があります。色の対比が着やせのポイントになるのですね。シルエットは強調されるので、体のラインを拾わないアイテムを選びましょう。

裾スリット

出典:Pierrot

体型カバーというと、隠すことだけを意識しがちです。けれども、見せ方を工夫すれば、気になる部分を目立たせることなく、抜け感のあるおしゃれを楽しめるようになります。その代表的なアイテムは、裾にスリットが入ったパンツです。足元に鋭角のラインが入ることで、足首のラインに自信がなくても、すっきり見せることができますよ。

大人の体型悩みに効くアイテムで、今の自分を素敵に演出!

出典:Pierrot

30代、40代が抱える体型のお悩みと、解決するためのコーディネート術をご紹介しました。体型のカバーというと、とにかく欠点を隠そうとして、大きいサイズや長めの着丈を選びがちです。なかには、本当は好きなデザインではないけれど、隠すために仕方なく選んでいるような服もあるかもしれません。しかし、「今の自分を素敵に見せる」ことを意識すると、同じ体型カバーでも選ぶアイテムや見せ方が変わり、ファッションが楽しみの領域にあることを再確認できるようになります。ぜひ、少しでも自分だけの時間をとって、コーディネート術を試してみてくださいね。

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Saori

Saori

一般財団法人 日本能力開発推進協会「メンタル心理カウンセラー」 日本インストラクター技術協会「服飾インストラクター」 心理カウンセラーとしてカウンセリングを行う傍ら、更なる学びを求めて大学に通う。全ての女性がハッピーになれるような、ファッションからビューティーまで幅広く情報をご提案致します。

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